『社長のための時間の使い方』感想・レビュー

使』感想・レビュー
 
 セールス&マーケティングの専門家で、米国では同業界の第一人者であるダン・S・ケネディ氏による、「時間の使い方」をストイックに追求した指南書。これを読み終わった時、あなたは時間に対するスタンスを今一度、新たにする事だろう。
《目 次》
 ① ダン・S・ケネディ 人物像
 ②『社長のための時間の使い方』どんな人におすすめか!?
 ③ 本の中身を少しだけ抜粋、分かりやすく要約
 ④ まとめ



 ① ダン・S・ケネディ 人物像
 米国在住のセールス&マーケティングの専門家。ダイレクトレスポンスマーケティングの世界的第一人者であり、超一流のコピーライター。マーケティングアドバイザー、コンサルタントとして何百という大小さまざまなな規模のクライアント企業を大成功に導いた実績を持つ。セールス、マーケティング、自己啓発分野に数多くの著書を持ち、本人とそのコンサルタント・ネットワークが100万人以上のビジネスオーナーの成功を支援していることから、「ミリオネア・メーカー」と呼ばれている。講演家としても、数万人規模の講演会を数多くこなし、ドナルド・トランプ等、歴代米国大統領、ジグ・ジグラー、ブライアン・トレーシー、ジム・ローン、トム・ホプキンス、アンソニー・ロビンス等の著名人との共演も数多く経験し、大成功を収めている。

1954年12月22日
アメリカ合衆国 オハイオ州 クリーブランド出身




 ②『社長のための時間の使い方』どんな人におすすめか!?
自分で何でもかんでもやろうとする社長さん
自分の生産性を高めたい人
これから経営者として成功を収めたいと思っている人
真剣に今の自分を変えたいと思っている人
自分は時間を上手に使えていると思っている人



 ③ 本の中身を少しだけ抜粋、分かりやすく要約
 
 いつもなら、上記の“こんな人におすすめ”になぞって、本書の中身を覗いて行くのが定番ですが、同書の場合、興味深いセリフを抜粋して行った方が、より多くの魅力を伝えられると思うので、以下、同書に出てくるセリフを抜粋し、時には解説を入れながら、紹介して行きたいと思います。
 時間は起業家や経営者も持っている最も貴重な資産だ。問題解決、開発、創造、考え、計画するための時間。情報を収集し活用するための時間。売り上げを伸ばし、マーケティングを発展させ、マネジメントを構築し、収益を大幅に増やすための時間。ネットワーク作りのための時間。「この仕事をするのに“もう1時間見つけることさえできたら”、ビジネスも大きく違ってくるはずだ」と独り言を言わない日は、おそらく一日たりとも無いだろう。
 
 では、その1時間をあなたに与えよう。
『起業家精神』とは、自分の知識や才能、気概を時間に投資することでお金に換えること以外の何物でも無い。

① 自分の収入目標を決める。(例えば、1,200万円)
② ①を年間の労働時間で割る。(例えば、月20日、年間240日働くとすると、1日8時間労働なら、1,920時間。①を割るとそれが時給となる。
③ 1日の内、生産的な時間と非生産的な時間の割合を考え、②に生産的な時間の割合を掛け算する。

① 例えば、1,200万円の収入目標
② 1日8時間労働、1ヶ月20日労働とすると、年間240日、1,920時間労働
  1,200万円を1,920時間で割ると、6,250円 →時給
③ 1日8時間の内、本当に生産的な時間は1/4程度と考えると、生産的な時間は1日に僅か2時間しかなく、1日の中での生産的な時間の価値は、1時間当たり、②の6,250円の4倍となり、25,000円となるという考え方。

 これがあなたの価値でなければならない。

 携帯電話は有害な発明品
 ビジネスを発展させる唯一の方法は、いつも仕事を人に任せることである。
 厳選された思考や情報、そして建設的で生産的な交友関係に向ける時間を意図的に増やさなければならない。付き合わなければならないのは、努力家や成功者、勝者やチャンピオンである。

 自分のビジネスの成功を促すために出来る、最も重要で、最も肝心な、最も生産的で、最も価値のあることを3つ明らかにして、書き出す。たった3つだ。

 それから、その3つをもとに、毎日実行できる3つの行動を考える。




 ④ まとめ
 
 正直、最初は読み辛さも感じた。翻訳本は、時にニュアンスがピンとこなかったり、比喩や例え、引用が海外の話なので、馴染みがなかったり。米国特有の“ウィット”に飛んだ表現が、解り辛かったり。
 また、内容自体も、「世界一過激な時間管理法」と謳っているだけあって、ちょっと真似出来ないな、とか、ぶっ飛んでるな、と思う部分もあった。
 しかし、同時に、自分自身が如何に時間に対する認識が甘かったかを嫌が応にも叩きつけられ、もっと自分の時間を大切に、有効に使うべきだな、貴重な時間を他に流される事なく、外から影響を受ける事なく、自分の為にしっかり使う事の重要性を、再認識出来たのも事実であり、この本と共に、非常に有意義な時間を過ごせた事もまた、事実である。

 “日本人は生産性が悪い”と揶揄されて久しい。そんな日本人が、生産性を重んじる米国の中でもその分野の第一人者とされる先鋭的な時間管理法、生産性追求法を突きつけられた時、あまりにも先を行き過ぎて、距離感のデカさを感じるかもしれない。それもまた、この本を読み辛くする要因となるだろう。

 しかし、僕も一人の経営者として、この本に書かれている内容を突飛な夢物語りとして遠ざけるのではなく、出来る事から取り入れ、実践して行こうと決意した。

 この本は、ビジネス本であり、マインドセット本でもあり、ビジネスの世界での生産性を鋭く追及する、その為に重要な時間の徹底した管理を説いた本である。そして、恐らく多くの人は、一度では消化し切れない手に余る同書を、何度も何度も読み返す事によって、この本が説く極意を少しずつ染み込ませて行く事が出来るのだろう。その先に、同書に出会う前の自分とは全く異なる自分がいるのかもしれない。 




屁理屈なし
 社長のための時間の使い方』

ダン・S・ケネディ








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サッカー業界の事、旅の事、読書の事などをつづって行きます。ベースは、未来を生き抜く為のヒント

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